いつもお世話になります。山菜採りに出かけて行方不明になった女性が、翌朝自力で下山したというニュースがありました。山水を飲んで喉の乾きをいやし、風呂敷を足にかけたり頭にかぶったりして寒さをしのぎ、夜は木陰に座って念仏を唱え続けたそうです。女性の年齢は80歳。今さらですが「女性は強い!」ですね。

★今月のビジネスのヒント★【お客様との間に架ける橋】
作るのは大変でも壊すのは簡単な信頼関係。信頼は人間関係の礎(いしずえ)で
す。ビジネスにおいても最重要課題であり、事態が深刻なときほど信頼関係がもの
を言います。
臨床心理学では信頼関係のことを「ラポール」と言いますが、これはフランス語
で「橋を架ける」という意味です。あなたの会社とお客様との間には「信頼」の
橋が架かっているでしょうか。その橋は危機的状況にも耐えられるほどの強度を
備えているでしょうか。
こんな話を聞きました。U.S.アーミーの戦闘機には、一機につき16人の整備
士が配置されているそうです。戦闘機に乗るのは操縦士2名と副操縦士2名。
彼ら4人は自分の命を16人の整備士に預け、16人の整備士は4人の命を守ってい
る。そこに信頼がなければとても成り立たない関係です。
整備士たちはプロとしての仕事で4人の信頼に応えているでしょうが、タバコのワ
ンカートンでも渡すと、よりしっかり整備してくれるそうです。もちろん、これは
「袖の下」的な意味合いではありません。
「いつもありがとう。これからもよろしく頼むよ」という気持ちを「形」で表し
てくれた誠意に、人の心が動くのです。その「形」が相手の負担になるようなも
のでは、かえって誠意が空回りするかもしれません。4人と16人の間に信頼とい
う橋が架かっているからこそ、タバコのワンカートンというさり気ない気遣いに
よって橋の強度が増すのでしょう。「ありがとう」の言葉に心を込めれば、感謝の
気持ちは伝わります。
常に丁寧な対応で自分を敬ってくれる相手を悪く思う人はいません。また、「形」
ある表現が言葉や態度を補ってくれるのも事実です。「モノで釣るなんて」という
のは過去にモノで釣られた経験がある人の発想かもしれません。信頼していない相
手から「形」で示されても、「形」以上のものは伝わりません。お客様との間に
「信頼」という橋が架かっていると自負しているのなら、時には相手に寄せる信頼
を「形」で表すことで、危機的状況にも優しく強い橋になるだろうと思います。

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